2022夏山テント泊&集中登山 木曽駒ヶ岳:Aコース・千畳敷~乗越浄土コース


日程:2022/7/23~24
天候: 曇りのち晴れ

メンバー
CLさとみん SLまささん ASえみちゃん もっちゃん ポンティー 
たえちゃん よこたん ゴルゴ おみず とーる(記)

コースタイム
1日目
7:00菅の台バスセンター 7:30しらび平 8:00千畳敷駅(45分間高度順応) 
10:30乗越浄土 11:00頂上山荘・幕営 13:15宝剣岳 15:10頂上山荘

2日目
4:30起床・テント撤収 7:00木曽駒ヶ岳 8:00頂上山荘 9:15伊那前岳 
11:00千畳敷駅 11:20しらび平 12:00菅の台バスセンター

今年の夏山集中登山は日本百名山の木曽駒ヶ岳。私はテント泊未経験者ということで、Aコース・千畳敷~乗越浄土コースに参加させていただきました。
ここのところ梅雨が戻ったかのような天候が続いていたので心配でしたが、2日目の天気予報は好天だったため予定通り決行されました。

3台に別れて名古屋を出発し、駒ヶ岳サービスエリアで休憩した後、6:30菅の台バスセンター到着。臨時駐車場にまわされることなく、一番近い駐車場に停めることができました。駐車場にて共同装備を各メンバーに振り分け、7時発のバスに乗車。既にバス待ちの行列が長々と続いていましたが、CLさとみんが団体予約をしてくれたおかげで行列に並ばずにすみました。
しらび平からロープウェイであっという間に標高2,612mの千畳敷駅へ。45分間高度順応してから頂上山荘に向けて登山開始。まささん、ポンティー、おみずは、テント場確保のため先発隊として一足先に出発してくれました。

千畳敷カールでは、シナノキンバイやチングルマなどの高山植物が華やかなお花畑を形作っていました。八丁坂に入るとテント泊のザックの重さをありありと体感しました。ストックを使って負担を軽減しつつ、ときどき後続の登山者に道を譲りながら、ゆっくりと自分たちのペースで登りました。

中岳のピークを越えると、正面に木曽駒ヶ岳の山頂が見えました。そして、その直下には頂上山荘とテント場が。テント場へ降りると、先発隊がしっかりと任務を果たし、テント場を確保してくれていました。

幕営と昼食を済ませ、えみちゃん、よこたん、たえちゃん、とーるの4人は宝剣岳へ。さとみんとゴルゴは伊那前岳に行く予定でしたが、完全にガスで覆われて眺望が全くなさそうだったので2日目に行くことになりました。

宝剣岳組は、まずシュリンゲと安環で簡易ハーネスを作り、ヘルメットを装着。安全第一で臨みます。ポンティーが宝剣山荘まで付き添ってくれました。「三点支持を確実に!」というポンティーの呼びかけに見送られながら宝剣岳に取り付きました。鎖場では、えみちゃん、よこたんが的確にアドバイスしてくれました。宝剣岳もガスで覆われていたため、高度感をそれほど感じることなく岩場を登ることができました。

宝剣岳の核心部は山頂直下のトラバース。ここも鎖をしっかり使いながら一歩一歩確実にクリアし、山頂に到着。山頂もガスガスで真っ白。やっぱり眺望はあきらめるしかないな、と思ったそのとき・・・なんということでしょう!みるみるうちにガスが消えていき、眼下に絶景が現れたではありませんか!よこたんの晴れ女パワーが炸裂した瞬間でした。
山頂を少し通り過ぎて、「トロルの舌」と呼ばれる岩まで行きました。崖から突き出た「トロルの舌」の上に立って写真撮影。映えスポットですね。いつか本家のトロルの舌にも行ってみたい。下りも鎖場では一歩ずつ慎重に。下りの方が高度感を感じましたが、簡易ハーネスがあると安心感があるので落ち着いて行動できます。

宝剣山荘まで降りてポンティーと再会。ポンティーは下からメンバーを見守っていてくれたそうです。宝剣山荘のソフトクリームは少しシャリシャリ感があって美味しかった。
テント場に戻り、お待ちかねの夕食タイム。シューマイ、じゃがりこポテトサラダ等々、美味しい食事が次々とできあがります。そして、メインディッシュはズッキーニ入りのカレーライス!他のコースで登ってきた同志会のメンバーとも合流し、楽しい時間を過ごしました。

2日目は4:30起床。テント場から下界を見ると一面の雲海。雲海から昇る朝日が神々しくて感動しました。
朝食は、しめじ入りの赤からチーズリゾット。ほどよい辛さが食欲を刺激してぺろりと平らげてしまいました!

朝食後、テントを撤収し、6:55に木曽駒ヶ岳山頂へ向けて出発。5分ほどで山頂に着くと御嶽山や北アルプスの山々など雄大な景色が拡がっていました。
木曽小屋から巻道でテント場へ降りる途中、コマクサの群落の中に1つだけ白いコマクサを発見!珍しいものを見ることができました。

乗越浄土でザックをデポして伊那前岳へ。伊那前岳の手前に3つほどピークがありましたが、これらのピークを巻く格好で登山道がつけられているので、ほとんどアップダウンすることなく気持ち良く歩けました。伊那前岳の山頂は360度の大展望で、想像以上の素晴らしさでした!登山者が少ない静かな山頂でしたので、のんびりと眺望を楽しむことができました。ここは穴場だと思いました。

そして、名残惜しいと思いつつ千畳敷へ下山。登ってくる登山者が多くてすれ違いが大変でした。ロープウェイ、バスでは少し並びましたが、比較的スムーズに菅の台バスセンターまで降りることができました。

私は初めてのテント泊だったので要領がわからないことも多々ありましたが、メンバーの皆さんに初歩的なことから教えていただき、助けていただいたおかげで無事に山行を終えることができました。

山行には予定外の出来事がつきものですが、今回、メンバー全員が仲間を思いやり積極的に考え行動して乗り切る様子を見て、学ぶことがたくさんありました。貴重な経験をさせてくださった同志会の皆さまに感謝いたします。ありがとうございました。

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